閑人の「戯れ言」

気に入ったことは勿論ながら、気に入らないことも思いついたままに・・・・・・・

TVのコメンテーター達が活発に発言

 

ふと、テレビを見ると何人か並んでいるコメンテーター達
各人が熱気あふれる表情、強い口調で意見を述べている。


どうしたの?何故?話題は?


各人が、歯に衣着せること無く意見をはっきり言う、
珍しい画面に感じられたのだが、それは、日本大学
アメリカンフットボール部の選手が、関西学院の選手に
反則のタックルを仕掛けた話題。

 

政治、思想に関係なく、コメンテーター達のその後の仕事に
差し障りが無い話題。
誰にも忖度をしなくて良い話題。
スポンサーへの気兼ねも不要。テレビ局に干される不安も無い。
なるほど、これなら「元気に、生き生きと発言」出来る。

 

本場、アメリカのプロ達、選手間では十分な注意の
もとにプレーされていると聞いている。
一つ間違えれば、重大事故に繋がるから、当然の事であろう。

ただ、テレビのコメンテーター達の「生き生きしゃべり」を
見ていると、核心部分は私の中では遠くへ行ってしまった。

 

  

 

 

TVの忖度報道

 

テレビでロシアの反プーチンのデモが報道されていた。
デモ参加者に襲いかかる警官の姿が放映され、負傷者も
出ているという。

けれど、何故か、日本国内での沖縄県名護市辺野古の市民の
負傷事故は私の知る限りでは、報道されなかった。
他国の警官が国民に襲いかかる姿は報道されるが、国内での
様々な実態は報道が自粛される。

 

米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に伴う新基地建設で、
政府が護岸工事に着工してから4月25日でちょうど1年。
米軍キャンプ・シュワブは、自然破壊や諸々の問題、反対を抱えた
ままで工事は強引に進められている。


沖縄防衛局は大型連休明けの7日午前、資材搬入を再開。
午前中の搬入では1回としては最大の車両151台が基地内に。
8日午前9時ごろには、ゲート前で新基地建設に反対する市民が
座り込みの抗議をする中、砕石などを積んだ工事車両146台が
基地内に入ったと新聞報道されている(沖縄タイムス)。


警備の水増し、更に軍機飛行の為の高度制限に引っかかる事例も
現時点に至り噴出。これらを誤魔化しながらの工事継続。
計画の杜撰さを露見しながら、結論ありきの見切り発車事業である
事をも示している。

 

他国についての報道も、タレントのスキャンダルも、それなりに
興味を持つ人たちがいるのは事実。
けれど、国の、国民の基本的な知る権利を守るのは「報道機関」。
一方、送り手側にとって重要なのは「表現の自由」。
既に、テレビを筆頭にして、報道機関(マスコミ)の-------忖度------、
姿勢は論じられているが、私は諦めを含めての危機感を感じながら
今を過ごしている。


折しも、沖縄は今日梅雨入り。
建設反対運動に参加されている人たちを案じつつ・・・・

 

 

破廉恥

 

「破廉恥」とは
 ①恥を恥とも思わないこと。恥知らず。鉄面皮。厚顔無恥。「-漢」
 ②不正・不徳の行いをすること。「―な振舞い」
                         (広辞苑第6版)

 

辞書を広げていたら、私が探している言葉とは関係なしに「破廉恥」の
項目が目についた。

そこには、「-罪」との記載が続いている。
その説明によると、
【破廉恥罪】窃盗・詐欺・贈賄・収賄など、道徳に反する犯罪的
      行為の称。
と、あった。

 


そして、この言葉から直ぐに浮かんできたのは「政治家」。

 

森友、加計問題、諸資料の隠匿、戦闘状態への派遣で、現地は
非戦闘地帯と答える虚偽の答弁、
取り返せない自然破壊を伴い負担のみを沖縄に押しつける辺野古
・・・・・・・等々。
政治家の破廉恥例は枚挙にいとまが無い。

 


昨日の記事の続編とでも言った話になってしまった・・・・

 

連休明けの時折小雨が降る曇天。
軍機がけたたましい爆音をのこして飛び去っていった。

 

 

「セクハラ罪」って罪はない!!

 

「セクハラ罪っていう罪はない」と麻生太郎財務相が発言。


この人物・・・現在、財務大臣自由民主党副総理。内閣総理大臣
なったこともある。
1940年生まれで、衆議院議員を13期務めているベテラン。

正常な神経の持ち主から見ると、彼は政治の専門家だと表面的には
思える。
けれど、誠に気の毒なことに・・・・全然お解りでは無い。
議員として永年にわたり立法に携わって来た筈だが、法律の主旨は
勿論のこと、現代の基本的な常識(法律以前の問題)さえ理解出来て
いない。


男女雇用機会均等法」の主旨も              *1
1985年に批准した「女性差別撤廃条約」の内容も    *2

                     正式名
                            *1「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の
                        確保等に関する法律」(1985年制定、86年4月施行)
                            *2「女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約」

 


基本的には、極論と言われるだろうが我々国民(選挙民)の資質に
帰する問題と言うべきなのだろう。
朝鮮半島問題にしても、関係国から相手にしてもらえず、埒外
置かれている現実。
政治が誠実に、そして内容を深化して進められていくことを心から
願いたい。

 

  

気に障るコンサートマスター

 

日曜日の夜9時から、NHKテレビで「クラシック音楽館」が
放映されている。
内容は、NHK交響楽団を中心にして、その定期演奏会などが
見られる。


4月から、この番組の案内役をNHK交響楽団のコンサート
マスターが務める事となった。
彼については、その演奏マナー、表情、態度、服装等々、
そして話しぶりから、私は常々拒絶感に近い感じを持って
いる。
この感覚は、もちろん個人的な趣味趣向と言った部類の事であり、
TVを見なければ良いだけですむ話ではある。
その上、演奏する音楽そのものの本質から外れた部分がかなり
含まれており、むしろ単なるイチャモンだと言われる可能性も
ある。
そのようなことを踏まえても、やはり、それでも見るのは嫌だ。
かくして、4月以降(未だ 一ヶ月だが)はこの番組を見ていない。
 


知人の弁護士が、わざわざ連絡をしてきた。
彼曰く「演奏については素人なので判りませんが、彼は何なの
ですか、その上自称『マロ』なんて言い。」
そして、続けて「あの顔つきはだめですね」と。
流石に弁護士だけあって、人柄を顔つきで判断するのは、
如何なものかと思うがと付け加えはした。
 


私の、親しい演奏家によれば、彼に関する評価は両極端に
分かれる由。
私の様に拒否反応をする人たちも相当数居るようだ。
まあ、あまり感情的に人の評価をするのも、大人げないとは
判っているが。

 

ただ私は、若いとき(アマチュアのヴァイオリン弾きであり、
彼と比較は出来ないが)
オーケストラのコンサートマスターで、ステージに上がるとき
ヴァイオリンの顎当てに派手なハンカチを使ったり、演奏曲目が
上げ弓で終わる時に大きく円を描くような、なるべく目立つ
終わり方を意識的にやった経験もある。
(ヴァイオリン演奏で、弓は下げ弓(ダウン)と上げ弓(アップ)だが
通常は下げ弓で終わる)
演奏する音楽そのものだけで無く、客席をとても意識していた。
学生時代には先輩に注意を(それも、何度も)受けた経験が・・・
 


きっと、あの時代の私を知っている人たちは言うだろう。
「お前、自分はどうだったんだ。
 人のことを、偉そうに言えるのか!!!」と。
 

 

 

過ぎ去る日

 

       時が流れる
       時が流れる
       抗する術も無く

       時が流れる

 

       確かな時を求めて
       今を、彷徨う

 

       気怠い春の青空に
       かすかに飛行機雲が

 

       揺らぐ木の葉に
       降り注ぐ日の光

       かすかに、虫の羽音が

 


       声も出せず、頭を垂れて
       ・・・・・・

 

 

 

弦楽合奏・・・


昨日、久しぶりに仲間との弦楽合奏に参加した。
この集まりでは毎月1~2回程度の合奏をしているが、
私は今年になって、スケジュールが合わず2ヶ月休んだ。

集まるメンバーは8~10名。
ビオラとチェロは各2名。ヴァイオリンが4~6名。
演奏会を開くプロが2名と生徒をとって教えている人もいる。
レベルは高い。
たまには、木管(フルート、オーボエファゴット等)も
加わる。
私は、足を引っ張りながら・・・・・参加している。

 

参加メンバーは、以前に可成り規模の大きな室内楽団に所属
していた時からの広がり。

 

毎回、様々な曲を演奏するが、この集まりでの演奏会予定は
無い。
昨日は、私が持参したバロックの曲が中心になった。

特にバロック時期の曲は、楽譜が出版されていても、私の
手許の作品名辞典には記載されて無い曲がかなりある。
プロだと(特に演奏会を開く場合には)由緒がはっきりして
いる曲を選択する事が多いと思う。
贋作だと初めから承知して、プログラムに載せる場合は別だが。

その様な作品名辞典に記載されていない曲・・・・テレマン
組曲(多数の組曲があるがその一つであろう)、リヒターの
シンフォニア(これも何曲かのリストアップされた曲には
含まれてない)等々も持参した。


そして演奏以外の楽しみは、
休憩時間、演奏後の様々な音楽に限らない話題の盛り上がり。
(アルコールも入り、食事もとり、好きなことを互いに言い
ながらしばしの時間を過ごす)
毎度ながら、楽しい一時を持つことが出来た。