閑人の「戯れ言」

気に入ったことは勿論ながら、気に入らないことも思いついたままに・・・・・・・

追悼会の曲目を決めて

 

先日来、少人数での追悼会用の、演奏曲目を探している。
前に記したが、この追悼会は内々のメンバー10数名程度が集う。
ただ、牧師が仕切ってくれるので、キリスト教プロテスタント
の方式。


この時、説教の前後に前奏と後奏をつけようと思う。
その曲探しをしている。
演奏出来る楽器は、私のバイオリンのみという制限がある。


その様な条件下だが、
途中の讃美歌は、楽譜があるから問題なし。
前奏後奏となると・・・・
かけ離れた曲を弾く訳に行かない。あまりにポピュラーすぎるのも
いまいちと少々悩み、結局「ハイドン弦楽四重奏」の内の一曲
「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」の2番を、短くアレンジ
してみる事にした。


選曲に際しては宗教的な曲を考え、かつ出来れば手許に楽譜が有る
曲をと考えた。
ポピュラーな所では、モーツアルトのレクイエム、同じくレクイエム
ならばフォーレ等。
考えながら、今回の集まりがキリスト教式なので、聖書の言葉がもう
少し具体的に表されている方が良いのかな、という所に行き着いた。
そこで「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」を選択することにした。
このモチーフを使って、シュッツなど何人もの作曲家が作品を作って
いる。
その中で一番有名なのがハイドンかも知れない。
ハイドンには、管弦楽版(これが最初)、オラトリオ、そして弦楽四重奏
がある。私の手許には弦楽四重奏版しかなく、かつバイオリン1丁で
弾くには、この楽譜を参考にするのが良いと考えた。

 

そして、その中から第2番
「あなたに言います。わたしは今日、あなたと共にパラダイスに居ます」を
採り上げることにした。(ルカによる福音書23:43)


散々、色々と考えた結果、割とポピュラーな曲に落ち着いたかも知れない。
けれど考えた過程に免じて、故人が喜んでくれると信じたい。


ようやく、曲が決まって一安心で居る。

それもほんの短い曲なのだが。

演奏会の曲を決める方が気楽かも知れないと思いつつ・・・・・