閑人の「戯れ言」

気に入ったことは勿論ながら、気に入らないことも思いついたままに・・・・・・・

「十字架上の七つの言葉」から

 

日中には暑さと、湿度の高さが戻り、少し応えている。
と、ブログを昨日書き始めたが、今朝になってみると、上着を
一枚重ねて着る気温になっている。


ここ数日は、いくつかの催しや、仕事に追われてあっという間に
過ぎた。
その一つには、若くして子供を遺して逝った女性の「追悼会」も
含まれている。


キリスト教式で行った追悼会では、その前奏、後奏と讃美歌2曲の
音楽をヴァイオリンで行った。
前後奏に使ったのは、ハイドンの「十字架上の最後の七つの言葉」。
その第2曲「Amen dico tibi:hodie mecum eris in paradiso」を予定通り
演奏した。
若くして逝った彼女の為に、そして遺された我々のために選んだ曲。


没後2年目、仏教で言えば三回忌。気心の知れた、親しい人たち
10名での集まり。
密度の濃い集まりだった。食事後、海岸に出掛け、互いに様々な
思いに暫しふける時も過ごせた。


時を重ねることで、静かに過去へと沈み込み去りゆくもの、対して
むしろ鮮明に強力に姿を現すもの。
それらを、感じながらのこのところである。