閑人の「戯れ言」

気に入ったことは勿論ながら、気に入らないことも思いついたままに・・・・・・・

機動隊に怪しまれ・・・・

 

一昨日の続編である。


教会のある三里塚に早く着いたので、周辺をうろついた。
今は、あの「三里塚」交差点も、一見平穏に自動車が往来する。


けれど、ふと気づくと機動隊の車両が走っている。
ジープ型、ワンボックス型と色々の車種で。
勿論、空港区域にはバスも出入りしている。


一般車両に混じり、機動隊のパトロールが行われる事に、改めて
この地の実態を感じ眺めていた。
すると、車中から何人もの鋭い目が私に注がれている事に気づいた。
ほんの数分後にも別の機動隊車両が来たが、私のそばで徐行し観察を
明らかに何人かでしている。


私も折角だから、対応しなければと思い(関西人のおちょくり)手に
しているカメラを彼らの方向に向けてみた。


公道で歩行者が歩いている、或いは一時的に立ち止まる。
このことが、この地域では彼らにとっては「危険行為」なのだろう。
ましてや、見慣れない余所者。
そのことに、ふと気づき周囲に私を守ってくれる人が居ないので、
やむなく、カメラを下げた。
然し、この車両から執拗に私を観察していた。
そして通り過ぎた後も、徐行が続き、観察或いは連絡をしていた
のかもしれない。


私服警官も常時徘徊している地域だから、その後に近くに寄ってくる
自動車、人物、全てに余計な神経を使ってしまった。
これが「(危険行為に対する)抑止力!!」
実際には、反感、反動、怒り等々を増殖させる我が国の「抑止力」の
末端の適用例かも知れない。
私でさえ、一旦構えたカメラを下げた事に深い後悔をした。
公道で、一般人がカメラを持って歩く事が正常で、機動隊がパトロール
する事が異常なのだが、我ながら瞬時の対応の愚かさに恥じた。
深く恥じ入る様な気持ちに苛まれた。


成田空港は機動隊に守られた異常な空港!!として、よく知られて
いるが、周辺地域での、同様な警戒ぶりは余り知られていないのでは、
と思う。
強引に、違法に開港した後遺症、後ろめたさ・・・・その怯えが
この様な形で続いていると見るべきなのだろう。

 

吉村順三設計の三里塚教会での集まり前の一つの出来事である。