閑人の「戯れ言」

気に入ったことは勿論ながら、気に入らないことも思いついたままに・・・・・・・

振り込め詐欺・・・・非通知電話が

 

県警の委嘱と言って、「振り込め詐欺のご注意」電話が時折
かかってくる。
私の答えは、「いつも待っているのですが、一度もかからないのです」
である。


一度で良いから、かかってこないかと変な期待をしているのだが・・
「自信のある方ほど、危ないので・・・」とこれまた、同じ事を言われる。


私は一般の人に絵画を教えているが、平日の教室(だから、主婦が中心で
若干名のリタイヤ組男性が居る)の60代半ばのご婦人が「先生、振り込め
詐欺にあいました」と言った。

 

2、3日前にご主人が何となく不自然な電話をかけているのに気づいた、
と言う。
耳をそばだてて、そっと聞いていると相手は「息子」。
電話が切れると、ご主人はいそいそと出掛けていった。

 

翌日、又電話が・・・・
私の生徒さんであるご婦人は、この時にピンと来たという。
然し、ご主人には忠告しなかった。

 

その理由は、元々、全財産の管理をご主人がしており、日常の生活費
のみをご婦人が預かる方式で、生活形態が成り立っていた。
以前から「私は、主人よりも早く死にたい」と言っておられた。
それは預金通帳、印鑑の保管。保険の契約内容等々一切解らない。
株式等も有る筈だが、内容は一切教えてもらえない。
だから、もし主人が先に亡くなったら、動きがとれないと言うものだった。


財産は全部主人が管理、だから「振り込め詐欺被害」にやられようが、
防ごうが自分には一切影響が無い。と言う彼女の理屈。

 


結論は、ご主人がご子息に連絡して、事実が判明。
最初に慌てて振り込んだ100万円の被害で終了。
因みに、ご主人はこの被害の事を奥さんに告げないまま、奥さんも又
この件について、ご主人に何も触れずに過ごして居る。

 

 

で、県警の委嘱でかかって来る「振り込め詐欺のご注意」電話の
オペレーターによると、使用電話は「非通知」が多いとの事。
そういえば、我が家にも時折「非通知」電話がかかっている。
ただ、「非通知電話は受信拒否」と設定しているから、自動的に
受信していないだけ。
だから、「待ち望んでいる?!振り込め詐欺電話」のお相手が
出来ないのかも知れない。


振り込め詐欺対策としては、
「非通知は受けない」そして「非通知拒否設定」をする。

これが大事なようだ(電話機の機能の問題が有るが)。