閑人の「戯れ言」

気に入ったことは勿論ながら、気に入らないことも思いついたままに・・・・・・・

気に障るコンサートマスター

 

日曜日の夜9時から、NHKテレビで「クラシック音楽館」が
放映されている。
内容は、NHK交響楽団を中心にして、その定期演奏会などが
見られる。


4月から、この番組の案内役をNHK交響楽団のコンサート
マスターが務める事となった。
彼については、その演奏マナー、表情、態度、服装等々、
そして話しぶりから、私は常々拒絶感に近い感じを持って
いる。
この感覚は、もちろん個人的な趣味趣向と言った部類の事であり、
TVを見なければ良いだけですむ話ではある。
その上、演奏する音楽そのものの本質から外れた部分がかなり
含まれており、むしろ単なるイチャモンだと言われる可能性も
ある。
そのようなことを踏まえても、やはり、それでも見るのは嫌だ。
かくして、4月以降(未だ 一ヶ月だが)はこの番組を見ていない。
 


知人の弁護士が、わざわざ連絡をしてきた。
彼曰く「演奏については素人なので判りませんが、彼は何なの
ですか、その上自称『マロ』なんて言い。」
そして、続けて「あの顔つきはだめですね」と。
流石に弁護士だけあって、人柄を顔つきで判断するのは、
如何なものかと思うがと付け加えはした。
 


私の、親しい演奏家によれば、彼に関する評価は両極端に
分かれる由。
私の様に拒否反応をする人たちも相当数居るようだ。
まあ、あまり感情的に人の評価をするのも、大人げないとは
判っているが。

 

ただ私は、若いとき(アマチュアのヴァイオリン弾きであり、
彼と比較は出来ないが)
オーケストラのコンサートマスターで、ステージに上がるとき
ヴァイオリンの顎当てに派手なハンカチを使ったり、演奏曲目が
上げ弓で終わる時に大きく円を描くような、なるべく目立つ
終わり方を意識的にやった経験もある。
(ヴァイオリン演奏で、弓は下げ弓(ダウン)と上げ弓(アップ)だが
通常は下げ弓で終わる)
演奏する音楽そのものだけで無く、客席をとても意識していた。
学生時代には先輩に注意を(それも、何度も)受けた経験が・・・
 


きっと、あの時代の私を知っている人たちは言うだろう。
「お前、自分はどうだったんだ。
 人のことを、偉そうに言えるのか!!!」と。