TVの忖度報道
テレビでロシアの反プーチンのデモが報道されていた。
デモ参加者に襲いかかる警官の姿が放映され、負傷者も
出ているという。
けれど、何故か、日本国内での沖縄県名護市辺野古の市民の
負傷事故は私の知る限りでは、報道されなかった。
他国の警官が国民に襲いかかる姿は報道されるが、国内での
様々な実態は報道が自粛される。
米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に伴う新基地建設で、
政府が護岸工事に着工してから4月25日でちょうど1年。
米軍キャンプ・シュワブは、自然破壊や諸々の問題、反対を抱えた
ままで工事は強引に進められている。
沖縄防衛局は大型連休明けの7日午前、資材搬入を再開。
午前中の搬入では1回としては最大の車両151台が基地内に。
8日午前9時ごろには、ゲート前で新基地建設に反対する市民が
座り込みの抗議をする中、砕石などを積んだ工事車両146台が
基地内に入ったと新聞報道されている(沖縄タイムス)。
警備の水増し、更に軍機飛行の為の高度制限に引っかかる事例も
現時点に至り噴出。これらを誤魔化しながらの工事継続。
計画の杜撰さを露見しながら、結論ありきの見切り発車事業である
事をも示している。
他国についての報道も、タレントのスキャンダルも、それなりに
興味を持つ人たちがいるのは事実。
けれど、国の、国民の基本的な知る権利を守るのは「報道機関」。
一方、送り手側にとって重要なのは「表現の自由」。
既に、テレビを筆頭にして、報道機関(マスコミ)の-------忖度------、
姿勢は論じられているが、私は諦めを含めての危機感を感じながら
今を過ごしている。
折しも、沖縄は今日梅雨入り。
建設反対運動に参加されている人たちを案じつつ・・・・